アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは

  • 鼻の粘膜で起こるアレルギー反応のことです。
  • 原因となる物質(抗原)は、スギ花粉ヒノキ花粉ブタクサ花粉ハウスダスト(ダニ)カビ類が代表的です。
  • 花粉が原因で起きるアレルギー性鼻炎「花粉症」と呼びます。
  • 最近では黄砂によるアレルギー性鼻炎の悪化も問題になっています。

アレルギー性鼻炎の症状

  • くしゃみ透明で水のような鼻みず鼻づまりが三大症状です。
  • 花粉症では、より高頻度にアレルギー性結膜炎の症状(目のかゆみ、充血)を伴うことがあります。

アレルギー性鼻炎の検査

  • 視診・・・鼻の粘膜が青白く腫れているのが見えます。
  • 鼻汁好酸球検査・・・鼻みずのなかに、好酸球と呼ばれるアレルギーを引き起こす細胞があるかを検査します。比較的簡便に行えますが、アレルギー反応が弱いと検査が陰性になることがあります。
  • 血液検査(特異的IgE検査)・・・採血し、それぞれの代表的な抗原に対するアレルギーがあるかを調べます。原因となる抗原を知り、それと接触しないことがアレルギー性鼻炎ではとても重要です。

アレルギー性鼻炎の治療

  • 薬物治療・・・アレルギー性鼻炎の基本となる治療です。さまざまな種類の薬があり、症状に応じて薬を選択します。
  • 鼻粘膜焼灼(しょうしゃく)術・・・鼻の粘膜を焼き固めます。主に鼻づまりに効果があります。
  • 舌下免疫療法・・・原因となる抗原を舌下投与して、アレルギー症状を防いでくれる抗体を作ります。3~5年間治療を続けて根治に近い状態を目指します。スギ(シダキュア)とダニ(ミティキュア)の2種類があります。
  • 免疫療法(皮下注射)・・・舌下免疫療法と比べると副作用が多く、当院では対応していません。
  • 手術治療・・・症状に応じていくつかの術式があります。入院、全身麻酔が必要なことが多く、重症の方が適応になります。

薬物治療について

アレルギー性鼻炎ではまず薬物治療をおこないます。それぞれに特徴がありますから、うまく使いわけ、組み合わせて治療します。当院でよく用いる代表的な薬は次の通りです。

  1. 抗ヒスタミン薬・・・アレルギー性鼻炎の標準的治療薬で、即効性があります。眠気が代表的な副作用ですが、眠気がほぼ出ない薬もあります。
  2. 抗ロイコトリエン薬・・・やや即効性に劣りますが、特に鼻づまりに効果が高く、眠気はありません。
  3. ステロイド点鼻薬・・・くしゃみ、鼻みず、鼻づまりに効果があります。最近の1日1回タイプの点鼻薬は全身の副作用もほとんどなく、目のかゆみにも効果があります。
  4. ステロイド内服薬・・・効果は劇的ですが全身の合併症の恐れがあるので、使用は1週間以内にとどめます。
  5. 点鼻用血管収縮薬・・・鼻づまりにとてもよく効きますが、長期間使用すると薬が効かなくなり逆に鼻づまりが悪化するので、使用は2週間以内にとどめます。
  6. 漢方薬・・・効果はマイルドで、効果が出るのに数日を要します。

鼻粘膜焼灼(しょうしゃく)術について

  • 鼻みず、くしゃみに対する効果もありますが、鼻づまりに比べると劣ります。投薬治療の効果が十分でなかったり、投薬量を減らしたい場合に有効です。
  • 当院では、炭酸ガスレーザーもしくは高周波ラジオ波メスを用いて鼻の粘膜を焼き固めます。
  • 外来で、麻酔時間も合わせて30分程度で終わります。
  • 効果は約1年続きます。
  • 反復して行うことも可能です。

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おまけ

 ネットで拾った、薬を使わずに鼻づまりを治す6ステップを紹介します。

 

ステップ1・・・深く息を吸います。

ステップ2・・・吐く息がなくなるまで、ゆっくりと息を吐きます。

ステップ3・・・鼻をつまみます。

ステップ4・・・頭を上下にゆっくりと動かします。空を見て、地面を見るまで2秒くらいのスピードで。

ステップ5・・・これをもう息が必要という、ぎりぎりのところまで続けます。

ステップ6・・・さあ、鼻づまりが解消した、空気の通う鼻呼吸を楽しんでください!

 

 私が実際に試した感想は・・・100点満点で30点くらいでした。

皆さまに愛される、親しみやすいクリニックを目指して頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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岡山県岡山市北区津島西坂2-1-7

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