味覚障害

味覚障害とは

  • 高齢化や、食生活の西欧化、成人病に対する薬の内服量の増加などから、味覚障害の患者数は増えています
  • 味覚には亜鉛が大きな役割を果たしています
  • 亜鉛はカキや肉類に多く含まれていますが、通常の食事をしている限り著しく不足することはありません。

味覚障害の原因

  • 最も多いのは、亜鉛が不足している、もしくは不足していると思われるものです。(約30%)
  • 次に多いのは、内服薬の副作用によるものです。(約20%)
  • これら以外では、ストレス、風味障害(実は味ではなくにおいが弱っている)、全身の病気に伴うもの(糖尿病、肝障害、腎障害)、口腔内の炎症(口腔乾燥症、不潔)などが原因です。

味覚障害の検査

  • 血液検査・・・血液中の亜鉛の量を測定し、糖尿病などの全身疾患の有無を調べます。
  • 口腔内の視診・・・口腔乾燥症や、炎症がないか確認します。
  • 電気味覚検査、ろ紙ディスク検査・・・特殊な検査なので当院では行っていません。

味覚障害の治療

亜鉛を中心とした治療で約7~8割の方に改善がみられます。味覚障害の経過が長い場合は治りにくいといわれていますので、早めに受診してください。

  1. 亜鉛の内服
    • 保険適用のある亜鉛サプリメントはないので、亜鉛を多く含む胃薬(プロマック)を処方します。
    • 亜鉛量が血液検査で正常でも、細胞レベルで不足していることがありますので、やはり亜鉛を飲んでいただきます。
  2. ビタミン剤・・・亜鉛の効果を助ける働きがあります。
  3. 口腔乾燥症に対する治療・・・口や舌の炎症を和らげます。
  4. 口腔ケア・・・口腔内を清潔に保ちましょう。

皆さまに愛される、親しみやすいクリニックを目指して頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〒700-0086

岡山県岡山市北区津島西坂2-1-7

駐車場16台分あり

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診察時間

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